今日は姉の話です。
マイバッグが一般的になる前、姉はスーパーのレジ袋を溜めていた。
大きなレジ袋に詰め込んでいて、ぱんぱんに膨らむほどになっていた。
その大袋は、台所の一角を占領していた。
ある日、義兄がそれを捨ててしまった。
姉は激怒した。
「おとうさんったら何で捨てたの?! ひどい! 許さない!」
しかし、「あっという間に前と同じくらい溜まっちゃった。前より多いかも。はははは」という状態になったそうだ。
姉の台所には、今は奇妙にラップ類がたくさんある。
記念品や景品のラップが溜まるらしい。
20年分くらいは余裕であると思われる。
でも、そんなにたくさん持っていても、姉はラップを洗って何度でも使うので、これからもどんどん溜まっていくんだろうな。