カモのマイハウス♪
2007-01-27


夜に大雨が降った次の朝、団地から見下ろす川の水かさが、すごく増していました。

流されてきたらしい黒いゴミが、川のひとところにたゆたっていました。

遠いところなので、ゴミの正体がわかりませんが、小さいものが円になって集まっているようです。
そのうち、ゴミがゆっくりと回りだしました。
(流れが回転しているのだろうな・・・)と思って見ていると、毛糸玉の糸端を引っ張るように、円がほどけて一列になり、マングローブの茂みに進んでいきました。
(カモだ!!! か、かわえぇ〜!!!!)

この川で、カモの姿を見るのは何年ぶりでしょうか。

20年前には、カモ、シギ、チドリ、サギなどの渡り鳥が、干潟を埋め尽くすほど飛来していたのです。
種類別にきちんとかたまって、全員がそろって風上に顔を向けていた凛々しい姿がなつかしいです。

鳥たちを見ながら、いつも歌っていました。
「鴨のマイハウス マイハウス鴨 あなたにあげましょトントンミー(ミナミトビハゼの沖縄名)♪」


大きな橋2本の工事と共に、渡り鳥の姿は見えなくなりました。
橋ができたとたんに、干潟が干上がったのです。
今では干潟だったところが、マングローブのジャングルになっています。

工事の前は、「渡り鳥には影響がない。夜の照明も橋の上だけ照らす」とか言っていたけどなあ・・・。
土日祝日には、橋をライトアップしてるし・・・。

でも、橋が環境破壊をする以前に、この団地が環境破壊をして建てられたのでありますよ。

ごめんね。鳥さんたち。

応援したいけど、私に出来ることはゴミ拾いだけなんだ。
ゴミ拾いのモチベーションを否応なく高めてくれた朝でした。

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