土鍋がマイブーム
2006-11-03


桃太郎さんが、土鍋でロールキャベツやおでんを作っているのを見て、うちでも土鍋が登場しております。
おでんを作って3日食べ、小豆を煮て、ご飯を炊いて、今日は梅酒と梅サワーの梅を使ってジャムを作りました。
一度出したら、しまうのがめんどうなので、ずっと使ってやるー。

梅ジャムは、梅をひたひたの水で煮ます。
沸騰したらバスタオルに包んでおきました。
シャトルシェフみたいなもんです。
夜だったので、放置して寝たというか。

朝になったら梅がやわらか〜くなっているので、泡立て器で引っかき回すと種がはがれます。
お砂糖を足して、泡立て器でかき混ぜながら火にかけます。
煮ているうちに、「ぷつっ」「ぼっ」とお腹に響くような音がしてきます。
重たいジャムが沸騰して熱い空気の泡が立っている音です。

子どもの頃、おはぎのあんこを七輪で煮るのは祖母の役目でした。
あんこが沸騰して「ぶつっ」「ぼっ」と言い始めると、のぞきこんではいけない、といつも言われていました。
あんこがはねたやけどは、普通のやけどより大変なのだそうです。

「ぼっ」「ぼっ」と空気の泡がひっきりなしに立って噴火口を思わせる頃、祖母は必ず、阿蘇山の身投げの話をしました。
阿蘇の噴火口を覗いていた人が、下駄を「ぷーい」と投げたので、「何をしとんさるだろう。面白いな」と思って見ていたら、帽子を「ぷーい」と投げ、着物を脱いで「ぷーい」と投げ、ついに自分が飛び込んだ、という話です。

この話を、お彼岸のたびに飽かず聞いていた私・・・。

もう、その話をしてくれる祖母がいないので、ジャムを煮ながら自分で自分に話してあげましたけど何か。

あとは、種をお箸で取り除き、瓶に詰めて出来上がり!
種のまわりについているジャムをしゃぶるのが、私の数日間のおやつです。

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